2018年 小学生に人気の本は?「こどもの本総選挙」の結果が発表

本・絵本

ポプラ社主催の小学生がえらぶ”こどもの本”総選挙の結果発表が行われました。

“こどもの本”総選挙とは

引用元:https://www.poplar.co.jp/company/kodomonohon/

”こどもの本”総選挙とはポプラ社主催の本の選挙です。「今のこどもたちに1番支持される本を選び、その結果をこどもたちと分かちあう」ことを目的として行われたもので、対象は全国の小学生。事前エントリーに登録した学校に配られた投票用紙を回収して人気の本を決定します。

2018年 こどもの本総選挙結果

1位 ざんねんないきもの事典

1位は今泉忠明氏監修の「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」です。”サイの角は、ただのイボ”、”アライグマは食べ物をあらわない”など、「へぇ~」と思うような事実やちょっと笑える動物の生態がイラスト付きでわかりやすく書かれています。

「何これ変なのー」と面白がって読んでいるうちに理科に興味を持つきっかけになるかもしれませんね。私も天体や物質・エネルギー系はさっぱりでしたが、生物や植物の授業は好きで楽しく授業を受けていた記憶があります。

2位 あるかしら書店

2位には人気絵本作家ヨシタケ シンスケ氏の「あるかしら書店」がランクイン。「月明かりの下でしか読めない本」「ふたりでしか読めない本」など”あったらいいな””面白いな”という本が登場します。ちょっとした空き時間に眺めたくなる可愛らしいイラスト満載で大人にも人気の作品です。

3位 りんごかもしれない

3位は2位と同じくヨシタケ シンスケ氏の絵本「りんごかもしれない」。ある日テーブルに置いてあるりんごを見て男の子は疑問を抱きます。「もしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない」。「なかにはメカがぎっしりかもしれない」「じつは何かのたまごかもしれない」・・・男の子の妄想はどんどん広がって止まりません。

4位 続ざんねんないきもの事典

1位にランクインした「ざんねんないきもの事典」待望の第2弾が登場です。第2弾はオールカラー!”ラッコはお気に入りの石をなくすと、ごはんが食べられなくなる”等きになる項目が盛りだくさん。1話完結なのでこちらから読んでもOKです。NHK Eテレでショートアニメ化もされています。

5位 おしりたんてい かいとうVSたんてい

出た!おしりたんてい!子供というのはどうしてこういったワードが大好きなんでしょうか。冷静沈着な名探偵がどんな事件もププッと解決!キャラクターのインパクトだけでなく参加型の謎解きや絵探しが面白く、親子で楽しく読むことが出来ます。

6位 おしりたんてい いせきからのSOS

同じくおしりたんていシリーズがランクイン。2018年8月発売の最新作「おしりたんてい みはらしそうのかいじけん」も登場後すぐにAmazon児童文学カテゴリベストセラー1位を獲得しています。

7位 このあとどうしちゃおう

ヨシタケ シンスケ氏の独特の世界観とセンスで「死」をテーマに描いた作品。しんだおじいちゃんのノートを開いた男の子は考えます。

8位 ぼくらの七日間戦争

 

1985年に発行された宗田理氏の小説をはしもとしん氏のイラストを挿絵に再編。ロングヒットの名作ぼくらシリーズの第1作目。東京下町の男子中学生が荒川河川敷の廃工場を「解放区」とし抑圧する教師や親に反旗を翻します。

9位 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

幸運な人だけが見つけられるふしぎな駄菓子屋「銭天堂」には願いを叶える魅惑の駄菓子が並んでいます。ただし食べ方や使い方を誤ると・・・?私は世代的に「笑ゥせぇるすまん」を思い出しますが、なんとも面白そうな作品です。

10位 りゆうがあります

「ちゃんとした理由があったらハナをほじってもいいんじゃないだろうか」お母さんに注意された男の子は考えます。もしハナをほじることでウキウキビームが出るとしたら・・・?男の子の考える「りゆう」が微笑ましくて笑っちゃいました。同シリーズの「ふまんがあります」も合わせて読みたい。

10位以降はコチラ

こどもの本総選挙公式ページでは100位までを紹介。小学生への本のプレゼントで悩んでいる方にはかなり参考になるかと思います。

それにしても「ヨシタケシンスケ氏」と「おしりたんてい」は強い。私が読んでいた「かいけつゾロリシリーズ」や「ルドルフとイッパイアッテナ」もランクインしていて「今も人気があるんだ」とちょっと嬉しくなりました。