ギター歴25年の私が選ぶ、ギタリストが貰って嬉しいプレゼント&困るプレゼント5選

ギフト・プレゼント

ギターが趣味の友人、恋人に何かプレゼントしたいと思ってもギターを弾かない人からすると何をプレゼントしていいかなかなか難しいものです。中には良かれと思ってプレゼントしても送られた側が使わないものだったり、逆に相手を困らせてしまうものを贈ってしまうこともあるでしょう。

今回はギターを初めて25年、ずっと趣味の範囲で続けてきた私がプレゼントに貰ったら嬉しいもの、困るものを紹介していきます。※今回の「ギター」は主にロック、ポップ、弾き語り等の曲を好むギタリストを想定しています。クラシックギタリストなど特定のジャンルのギタリストには当てはまらないのでご注意ください。

ギターピック

よくギタリストに贈るというと最初に思いつく人の多い「ギターピック」ですが、これはプレゼントとしては非常に難しいです。

まずピックはギタリストによって好みが大きく分かれます。形と大きさ、硬さは演奏し易さに如実に反映されるので、ほとんどのギタリストは「自分にはこのメーカーのこのピック!」というのをいろいろ試した中から見つけています。ギターを弾かない人が安易にデザインなどで選んで贈ってしまうと、贈られた相手は「(この形は使わないんだけどな…)ありがとうね」となってしまいます。

また、値段も一枚100円程度なので贈り物という雰囲気も出しづらいですし、それを補おうと10枚まとめてプレゼントなんていうのもリスクを拡げるだけです。ピックはギタリストに贈るプレゼントとしては向いていません。

もうひとつのメジャーな消耗品として「弦」がありますが、これも前述のピックのように太さ、材質、メーカー毎の差など好みが大きく分かれるのでプレゼントには難しいです。値段が1000円に満たないものを愛用しているプレイヤーも多いのでやはり「プレゼント感」も出しづらいです。

ギターチューナー(クリップ式)

実際に自分が貰って嬉しかったもので「ギターチューナー」があります。このチューナーは音ではなくギターボディの振動で弾いた弦の音程を教えてくれるものなので、ライブ中の曲の合間などでも音を出さずにチューニングすることができ便利でした。

ただ、逆に音をマイクで拾って音程を測定するタイプのものは、前述のように演奏の合間に使うことができませんし、このタイプのものはスマートフォンのアプリで同様のことができるものが無料で手に入るのであまり必要だとは思えません。

更にその贈られるギタリストが複合エフェクター(一台でギターの音色をいろいろ変えられる機械)を持っている場合、チューナーはこの機械の中に内蔵されていることがほとんどなので、改めてチューナーを贈られてもあまり使われることはないでしょう。

 

さてこれまで「これは良くない、あれもいけない」と贈りにくいプレゼントの例ばかり挙げてきましたが、これからは実際に「これはウケるんじゃないか」と思ったものを5つほど紹介していきます。

カポタスト

ギターに詳しくない人にはあまり耳なじみのない名前の道具ですが、これはギターのネックの部分に取り付けてギターの調整を変化させるものです。取り付けるといってもギターにネジで留めてしまうようなものではなく簡単に付け外しできるものです。

主に弾き語りの際に使いますが、ロック、ポップ系でも使う曲はたくさんあります。ネジ式、ゴム式などいろいろなタイプがありますが、お勧めは付け外しの容易なバネ式です。こちらのサメの形のカポタストはデザインも面白く実際に使っています。

ただ既にお気に入りのカポタストを持っていたり、カポタストを全く使わないジャンルのギタリストの場合不要になってしまいます。もしサプライズで贈りたい場合は
周りの詳しい人に訊いてみるのがいいでしょう。

ステッカー

特にギター専用のアイテムではありませんが、ステッカーもお勧めです。ギター本体はもちろん、ハードケースやエフェクターボックスなど貼る部分はたくさんあります。そのプレイヤーの好きなアーティスト関係のものやデザインを選ぶのがいいでしょう。

ストラップ

ギターを首から提げるストラップもいいでしょう。ギターが特殊なロック式のストラップ用になっていなければ、ほぼどのギターでも使えます。アコースティックギター(ギターの胴の部分に穴が開いているギター)の場合はストラップをかける場所が違うことがあるので、心配な場合は購入する際に店員さんにアコースティックギターでも使えるか訊いておくと安心です。

ストラップは演奏時のビジュアルに大きく影響するので、服のプレゼントのような難しさはあります。こちらの写真はギターや服装と合っていて良い感じですね。

ピックケース

ギタリストはよくギターピックを失くしますが、それを防いでくれるのがギターピックケースです。ストラップタイプのものならキーホルダーやケータイストラップのように使うこともできますし、「自分、ギターやってます」感をさりげなく演出することもできます。

これまたさまざまなタイプ、デザインのものがあるので贈られる側が喜びそうなものを探してみましょう。

練習用ミニアンプ

アンプとはギターの音を増幅して出してくれる、エレキギターには必須の道具です。練習用ミニアンプはその名のとおり練習用の小さなアンプで、ライブなどには音が小さすぎますが家で練習するときに重宝します。エレキギタープレイヤーの中には家では生音(アンプを通さない音)で練習している人も多いので、あると喜ばれると思います。

もちろんもう既に持っていたり、エフェクターからヘッドフォンに繋いで練習するスタイルの人もいると思うので、その辺りは事前にリサーチしておきましょう。

他にも楽譜、教本などの書籍、ポリッシュやクロス(布)などのメンテナンス用品などいろいろ考えられます。どうしても何がいいか分からなければ直接本人に訊いてみるのが一番でしょう。